hair acoflair.

photo: mamoru ishiguro

木造2階建てのヘアサロンです。必要な駐車台数を確保するため、細長い敷地の奥に建物を配置するのが設計条件でした。道路から離れて隣家に囲まれた位置に建つ店舗であるため、窮屈で暗い雰囲気にならないように、空からの自然光が溢れる、明るく爽やかなヘアサロンをつくろうと考えました。

建物の屋根と床を立体的にずらして構成し、3種類のスリット状のハイサイドライトを設けました。空からの自然光を反射させて間接的に店舗内に取り入れ、ヘアサロンの業務に適した均質な光環境をつくっています。

またハイサイドライトの大きなガラス面を強調した外観デザインとし、ロードサイドに建つ店舗として建物の存在をアピールしました。日中はガラス越しに背後の空が透けて見え、大空と融合するような大らかな存在となり、夜間は室内照明によって美しい光を外部に放ち、建物全体が大きな行灯のようになります。

店舗内の家具を安価に設えるため、ベイマツ角材(根太材)とラワン合板による簡素な家具を製作しました。

角材のフレームを短辺方向に組み、長辺方向に棚板を渡して固定し、視線を遮るための背板を取付けて家具の変形を抑えています。

合板は角材と干渉しないように構成し、合板の切り欠きなど細かな加工を必要としない納まりとしました。

セット面のカウンターや飾り棚、受付カウンターなどの家具も、同様に角材と合板による簡素なつくりとしました。

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