photo: mamoru ishiguro
屋根の厚さがわずか35ミリ、極薄な切妻屋根の住宅です。
断熱材をサンドイッチした厚さ35ミリの鋼板パネルを屋根下地としています。
鋼板パネルの上面(外皮側の面)は勾配屋根の施工時の安全のため、滑り止めの防滑塗装が施されていました。この防滑塗装が淡い茶色で意匠上優れていたため、上下反転して外皮面を室内側に貼ってあらわしとしています。
屋根の下地材である断熱パネルを仕上げ材として使用することにより、通常の屋根に必要な下地部材や施工手間を省くことができ、ローコストかつ軽快な屋根をつくっています。